住宅価格が上がる本当の理由を知らないと、あなたの家づくりは“入口”でつまずく。──真実を知った人から、展示場で確かめ始めている#column
この記事を読めば分かること
- なぜ今、家の値段が止まらないのか
- 国産材が使われにくい根本原因
- SNSでは絶対に見抜けない“危険な落とし穴”
- 家の質が静かに下がっていく仕組み
- 展示場でしか分からないチェックポイント
はじめに
あなたが検索するたびに目に入る「住宅価格の値上がり」。
ニュースでもSNSでも耳にするのに、なぜ上がっているのかは誰も分かりやすく説明してくれません。
しかし、家づくりを考えるなら、この“理由”を知らないのはとても危険です。
なぜなら、理由を知らずに選んでしまうと、
同じ予算でも「質の低い家」を買ってしまうリスクがあるからです。
この記事では、むずかしい専門知識はすべて排除し、
中学生でも理解できるように住宅価格の裏側を解説します。
そして読み終えるころには、あなた自身がこう思うはずです。
「これは展示場で実物を確かめないと判断できない…」
では、本題に入っていきましょう。
① “輸入に頼りきった家づくり” が価格上昇の引き金になっている
日本の家は、見た目以上に海外の木材で成り立っています。
レッドウッドやホワイトウッドといった材料は、多くが輸入品です。
つまり、
海外での仕入れ価格が上がる
=日本での家の価格も上がる
という単純な構造になっています。
以前は円の価値が高く、輸入も安く済みました。
しかし今は逆風が吹き、同じ材料を買うにも高いお金が必要です。
では、「国産材を使えばいいのでは?」と思うかもしれません。
ところが現実はそう簡単ではありません。
- 国産材を扱う業者が減ってしまった
- 大量に供給できる体制がない
- ハウスメーカーの需要に追いつかない
こうした理由から、国産材への切り替えが難しくなっています。
つまり日本の家づくりは、
輸入材料という“細い一本の綱”にしがみついている状態なのです。
② 職人不足という“もうひとつの見えない物価上昇”
家づくりには、たくさんの職人が関わります。
木を組む大工、基礎をつくる職人、電気工事の技術者…。
ところが現場では、職人が年々減っています。
理由は、
- 体力が必要
- 汚れやすい
- 危険が伴う
- 若い人の志望者が少ない
といった、構造的な問題があるからです。
その結果、
- ベテランの取り合い
- 人件費の上昇
- → 家の価格がさらに上がる
という流れが生まれます。
あなたの目には見えませんが、
“人の不足” が住宅価格に影響を与える時代になっているのです。
③ 気づかないうちに“質が下がる家”が増えている理由
ハウスメーカーは、できれば大幅な値上げを避けたいと考えます。
すると次に行われるのが、
見えにくい場所のコスト削減です。
たとえば…
- 壁の中の断熱材をワンランク下げる
- 床下の構造材を安価な木に変更する
- 外壁材を薄いものに変える
など、住む人が気づきにくい部分から削られていきます。
表向きには同じ「仕様」に見えても、
内部では全く別の材料にすり替わっていることもあります。
これは極端な例ではなく、
価格競争が激しくなるほど起こりやすい現象です。
あなたが完成した家を見るころには、
何が削られたのかは分かりません。
だからこそ、“確認の仕方”が重要になります。
④ SNSの情報は便利だけれど、判断材料にはならない
SNSで見る家は、どれも魅力的です。
白い壁、広いリビング、美しい写真。
しかし、それはあくまで“広告としての顔”。
家づくりの本質である
- 構造
- 断熱
- 建材の選び方
- 施工のレベル
- アフターサービス
これらは写真からは一切分かりません。
どれだけフォロワーの多いインフルエンサーが紹介していようと、
家の内部構造までは見えていないことがほとんどです。
つまり、
SNSは家を選ぶ“入り口”にはなるが、
判断の“決定打”にはならない。
この認識が非常に大切です。

⑤ なぜ最終的に“住宅展示場”に行くべきなのか?
展示場の最大のメリットは、
スマホでは分からないことが、その場で全部分かるという点です。
実際に行って分かることは多くあります。
● 材料の質感を触って確認できる
手触り、重さ、ドアの動き。写真とはまったく違う情報が得られます。
● 営業担当に“深い質問”ができる
断熱・気密・構造など、会社の姿勢がはっきり見えます。
● 空間の“居心地”は体験しないと分からない
数字では説明できない感覚が、あなたの判断を大きく左右します。
展示場は単なるショールームではありません。
**“見抜くための場所”**です。
そして、その場で抱いた違和感や安心感は、
家づくりの成功を大きく左右します。
まとめ
住宅価格が上がっている背景には、
- 輸入木材への依存
- 国産材供給の弱体化
- 職人不足
- 建材の質の低下
- SNS情報の誤解
といった、多くの要因が重なっています。
だからこそ重要なのは、
情報をうのみにしないこと。
そして、自分の目で確かめること。
その最初の一歩が、
住宅展示場に足を運ぶことです。家づくりの判断を間違えないために、
あなた自身の感覚と目で“本物”を見てきてください。
1つのモデルハウスの見学時間は1時間以上をお勧めいたします。余裕を持って、当日の予定を組みましょう。
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