収納を増やすほど、片づかなくなる家がある。“しまいやすさ”は、設計図に描けるんです#column
🔍この記事でわかること
- 注文住宅の収納で起こりがちな“見落とし”
- 家族の行動に合った収納の作り方
- 「片づく家」が備えている共通の収納動線
- 暮らしやすさを高める収納の工夫とアイデア
- 収納設計を考えるときに外せない5つの視点
🍀はじめに:「収納は多ければ安心」…本当にそうでしょうか?
「たっぷり収納をつくったのに、なぜか片づかない」
家づくりを終えた人が、思いのほかよく口にする後悔です。
押入れもクローゼットもパントリーもある。
なのに毎日、リビングにはランドセルや書類や小物があふれている…。
実はそれ、“収納の量”ではなく、“収納の位置”や“仕組み”が原因かもしれません。
本記事では、収納設計を「空間」ではなく「生活の流れ」から考える方法を、具体例とともにご紹介します。
🚫収納の「大きさ」に頼った家の末路
Aさんご夫婦は、収納に不安を感じたくないと、家中に大容量収納を配置しました。
・寝室には3帖のウォークインクローゼット
・玄関には1帖のシューズクローク
・キッチンの裏には1.5帖のパントリー
しかし、住み始めて半年。
「どこに何を置いたか分からない」
「奥に詰めたモノを取り出すのが面倒」
「モノが増えて、逆に使いにくくなった」
結局、日常で使うのは一部の収納だけ。
“使える収納”と“置くだけの箱”は違うことに気づいたのです。
🧭「どう動くか」から逆算するのが、収納設計の第一歩
毎朝の支度。
夜の洗濯。
子どもの帰宅後の流れ。
暮らしの中には“決まった動き”があります。
この動きに合わせて収納をつくることで、「しまいやすい」「探さなくていい」暮らしが実現します。
🔄実例:動線を変えるだけで、家が片づくようになった話
Bさん家族は、洗濯が苦手でした。
洗って干してたたんでしまう。1つ1つの行動が面倒だったからです。
そこで、リノベーション時に以下の動線をつくりました。
脱衣所 → 室内干し → ファミリークローゼット
これだけで、「洗って干したら、そのまましまえる」導線が完成。
毎日の洗濯が「めんどくさい家事」から「ルーティン」に変わったのです。

📦収納を「暮らしの動き」で設計するチェックポイント
タイミング | 必要な収納の場所 |
家に帰ってすぐ | 玄関まわり(カバン・コート・鍵など) |
食材をしまうとき | キッチン裏(パントリー) |
着替え・入浴前後 | 洗面所・脱衣所(タオル・下着) |
書類を受け取った時 | リビング近く(郵便・学校書類) |
子どもの支度の時間 | リビングor玄関(ランドセル・学用品) |
このように、“いつ・どこで・何を使うか”をもとに収納を考えることで、暮らしやすさが格段に変わります。
🧠片づけの「めんどう」をなくす収納のアイデア5選
1. 棚の高さを変えるだけで子どもが片づけ上手に
子どもの背丈に合わせたオープン棚をつくると、自分で戻せるようになります。
2. 隠す収納+見せる収納でストレスゼロ
生活感のあるモノは扉の中へ、飾りたいものやすぐ使うものはオープンに。使い分けが重要。
3. 廊下や階段下は“意外な収納スポット”
動線を邪魔せず、掃除道具や季節モノの収納場所として大活躍。
4. ファミリー共有棚で「アレどこ?」をゼロに
文房具、電池、印鑑、説明書…バラバラになりがちな小物は、1ヵ所にまとめてしまうのが正解。
5. モノの住所を決めておく
「ここに戻す」を家族で共有するだけで、片づけの再現性が生まれます。
🗂️今どき人気の収納スペースTOP5【2025年版】
ランキング | 収納の名前 | 特徴 |
1位 | ファミリークローゼット | 家族全員の服が集まる、洗濯導線と相性◎ |
2位 | パントリー | 食品・調味料・災害備蓄をまとめて管理 |
3位 | シューズクローク | 靴だけじゃない。ベビーカーや外遊び道具にも |
4位 | 書類&雑貨用の共用棚 | ごちゃつくモノをまとめて「定位置化」 |
5位 | 階段下・壁厚の収納 | 死角を活かして“しまえる家”を実現 |
✅収納設計で絶対に外してはいけない5つの視点
- しまいやすさは、出しやすさよりも大事
- 動線の中にあることが収納の基本
- 将来増えるモノを想定してスペースに余白を
- 家族が自然に片づけられる仕組みがあるかどうか
- 収納がインテリアの一部として馴染んでいるか
✨まとめ:「収納=空間」ではなく、「暮らしを支える仕組み」
収納とは、モノを隠す場所ではなく、暮らしを整える装置です。
・出しやすい
・戻しやすい
・迷わない
・片づけやすい
この4つがそろった収納は、生活のストレスをぐっと減らします。
家づくりで収納を考えるときは、
「どこに」「どれだけ」ではなく、
「いつ」「誰が」「どう使うか」から考えてみてください。収納設計に正解はありません。
あるのは、あなたと家族にとっての“ちょうどいい”答えだけです。
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